Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

師傅が何回家に来ればトイレは直るのか?

今日は一日をトイレの修理に費やされてしまった。出かける予定も結局キャンセルするはめになった。明日も一日引きこもって作業日なのに、これじゃあ2日連続引きこもりだ。

大家さんに連絡して、修理の師傅(shī fù:技術を持っている職業の人を指す、呼び掛けにも使う、日本語でいうと親方かな?)に修理してもらった。

と書くとたった2行で終わるけど、じつは年末年始を挟んで、師傅はたぶん計4回家に来たし、大家さん夫婦だけで見に来たのも入れると、トイレがちゃんと直るまでに計5回来ていて、丸7日かかってしまっているんだけど…。

あまりこういうふうには思わないようにしているんだけど、さすがに「日本なら1回で直るだろ」と思ってしまった。

大体、タンクから水が漏れてるよと連絡しているのに、大家さん夫婦だけで工具片手にやってきた時は、「ムリー!」と突っ込みたくなった。でも、そんな気はしてたので(この人たち、コストをかけたくないからか、いつも先ず自分たちで直そうとする)、静観。
すぐ無理でお引き取り願う(だからムリだよ)。

その後、大家のおじさんが師傅と連れ立ってやってきて、あっちを直せばこっちに不具合というのを繰り返して、年を越してしまった。

そして今日、午前中にまた二人でやってきて、やっとこれで直るのかと思いきや、タンクを開けて何かして「この水の取り込み口が全然水を吸ってないから、ここの部品を取り換えないとだめだね。特殊な形だから工場から取り寄せないと」と。

ん?たしかに元々水が溜まるまで時間がかかるとは思ってたけど、見るからに前より水が溜まらなくなって、しかも水栓レバーを押しても何も手ごたえがない…違うかもしれないけど、何かしてしまったとしか思えない(くらい疑心暗鬼になった)。

えっ、これどうするの?と言っても、工場にあるか聞いてみるからとか、溜まるの遅いけど待っていれば溜まるから的なことをもごもご言われ、なんかごまかされている気がしてくる、上手く言い返せないし、問いただせないし、この時、自分の中国語能力の限界を感じた。

二人が帰った後、しばらく待ったけど水は全く溜まらず、水栓レバーは手応えなくスカスカのまま、しかも便器をよく見るとタンクから水が漏れている…。もうこれはダメだと思い、大家さんの家に走って、ピンポン。出てきたおじさんをとにかく家に来てと、連れてきて見せながらなんとか説明した。

大家のおじさんはバケツで水を汲めば大丈夫と実演してくれるが、そういう問題ではないと、絶対今日中に直らないと困るから、直してね!と念を押し、その後大家のおばさんにもラインをした。

大家のおじさんはとても優しい…というか何も決めれないし、主体的に動かなくて、口が立って、なんでも自分で決めるおばさんのほぼ傀儡だ。だから、今日は用事があるらしくて家にいないおばさんにも連絡しておかないと埒が明かないと思ったのだ。

夫に事情説明のラインをしたら「おじさん、あとでおばさんに怒られるだろうね」って返信がきて、私もそうは思うけど、でもおじさんがいくら可哀そうでも、今日中にトイレが流せるようにならなかったら、私たちのほうがかわいそうなのだ。

心を鬼にするしかない…

おばさんにもラインすると、ザ・やり手BB…いえ、有能なおばさんから電話があり、なんでその場で師傅に部品を買いに行かせなかったの?と私まで怒られてしまった。

なぜ私まで怒られなくてはいけないの???と思いながらも、手配を頼み、夕方、大家のおじさんと師傅が部品を片手に現れて、トータル5回目の訪問でトイレは元通りになった。

ヤレヤレ・・・