Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

ローカル夜市で肉入り湯圓食べた(ウンチク付き)

中華圏では元宵節(小正月)に湯圓という餡入り白玉団子のようなものを食べる元宵節 - Ayu in Taiwanという話を以前書いたんだけど、冬至に食べるという人もいて、ずっとどっち?どういうこと?って思ってた。実は冬至に食べるのが湯圓、元宵節に食べるのは「元宵」というそっくりだけど作り方の違う食べ物だったということを最近教えてもらいました。違うものだったのかー!

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簡単に言うと、どちらも生のもち米粉を使うんだけど、湯圓は練ったもち米粉の皮で餡を包み、元宵は餡をもち米粉の中で転がして徐々にまとわりつかせることで団子状にしていくようだ。なので、元宵の方がずっと手間がかかる。できあがりの違いは元宵のほうが少しいびつというところくらい。

実は大学で北京に留学していた時、「元宵」を屋台で買っていた。30年以上前の北京では、茹でる前の冷凍の元宵を屋台で量り売りで売っていて、買って帰って自分で茹でて食べていた。食べ残したら、袋に入れて窓の外に出しておけばそのまま凍っていた。(元宵は冬にしか食べないものだった…ように思う)
でも、私はそれ以降ずっと元宵は湯圓の別名にすぎないと思いこんでいたから、これについてよく考えたことがなかった。残念なことに当時の元宵の味が思い出せないので、その後ずーっと食べている湯圓との違いが判らない。残念。

前置き長くなりすぎたけど、ここからが本題です。すみません。

私が湯圓と元宵を混同しているように、多くの台湾人も混同している、というかどちらでもいいと思っているのか、元宵節に食べるのは湯圓と言うので、私も冷凍の甘い餡のを食べた。それはそれで美味しかったけど、台湾ではよく食べられる肉入りの湯圓の美味しいお店を教えてもらったので、次の日になってしまったけど、たまたま最寄り駅に行ったのもあって、行ってみた。

このお店は三延夜市という夜市の中にある。行ってみたら、夜市がそもそも地元の人しか来なさそうな食べ物屋さんばっかりの夜市だった。こういうローカルな雰囲気はとても好き。

f:id:ayu_In:20230208110717j:image教えてもらったお店は、さすが人気店らしく行列ができていた。

f:id:ayu_In:20230208110738j:imageよく見たらミシュランのビブグルマンに選ばれたお店だった。湯圓の他にも麺類などがメニューにあったけど、小吃店(軽食屋さん)だから回転も早くて少し並んだらお店に入れた。活気もあって、お店のお姉さんもハキハキした感じで優しく対応してくれた。こういうの地味に嬉しいよね。

鮮肉湯圓という肉入り湯圓スープ、1つがかなり大きくて、皮が知ってる湯圓よりトロトロ、もちもち!肉もスープも美味しい!これは冷凍では絶対ない感じだし、なかなか他にない味なので、食べに来てよかった!小腹がすいた時に一杯がちょうどいいくらいの量。

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用事を済ませてから行ったから、少し遅くなってしまったけど、やっぱり寄ってみてよかった!

帰り道に「話してた湯圓、食べてく?」と先に言ってくれた夫に感謝だなぁ。

施家鮮肉湯円
https://maps.app.goo.gl/XWy8HWd9ZdrvktGW8?g_st=ic