読書記録『語学はやり直せる!』と黒田先生について
語学はやり直せる! (角川oneテーマ21) | 黒田 龍之助 |本 | 通販 | Amazon
黒田龍之介先生の『語学はやり直せる』を読んだ。2008年の著書だ。黒田先生の本が好きなので、Amazonアンリミテッドにも何か入ってないかな?と探したら、これが出てきたので迷わずDL。
黒田先生の本は2冊ほど読んだことがあるのと、一度講演会を聞きに行かせてもらって、ご著書そのままのお人柄で、お話もご著書と同じように分かりやすくて、おもしろくて、たいへん勉強になった。なので、この本もきっとおもしろいだろうと思ったら、やっぱりとても好みだった。
余談だが、東京下町出身ということもあって、講演会の黒田先生のおしゃべりは少し落語家さんぽかった。それだけが、ご著書の雰囲気と違って意外だったなぁ。
黒田先生の本にはもう一つ、読むと絶対に新しい言語を勉強し始めたくなるという特徴がある。
そして案の定、私も台湾語のテキストを開いてしまった。
どこまで続くことか...。
でも、黒田先生が楽しんで辞めずにやればいいと仰ってたから、ゆっくりやろう。と言いつつ、実は広東語も黒田先生のせいおかげで始めて、少ししゃべれるようになりそうなところで放置したせいで、もうすっかり忘れてしまったのだ。
やっぱり言葉はある程度できるところまでは一気呵成にやらないと、すぐ忘れてしまう。
...ということも黒田先生は他のご著書と講演会で言っていた気がする。守らなかった私が悪いのか...。
一度放置した外国語をもう一度やり直すのは、新しい外国語を学び始めるより、ずっと労力が要る。英語がいい例で、習ったことと習ってないこと、分かってることと分かってないこと、覚えていることと忘れてしまったことが渾然一体となって、どこから手を付けていいか分からない。
とこれも黒田先生の他のご著書に書いてあったし、この本でも書いていた。本当にその通りだから、台湾語はやるなら台湾にいる内に、勢いを付けて滑走路を走り抜けて飛び立つくらいまでは進めておかないと(これも黒田先生の受け売り)。飛んでしまえば、あとはヨタヨタとでもなんとか飛び続けられるらしい。
空港の小さな本屋さんで目に付いてなんとなく買ってしまったこの本しか頼るものはないけど、今回ちゃんと見てみたら、そんなに悪くない気がしてきたから、なかなか時間取れないけど、台湾語少しずつ勉強していきたい。
少なくとも今の私は発音を直してくれる人は、周りにいっぱいいるからね。
最初は1冊のテキストをやり込んで、浮気しないこと。これも黒田先生からの教えです。
私が最初に読んだ黒田先生の本は『外国語の水曜日』https://amzn.asia/d/fWicC48という本で、これで黒田先生をとても好きになった。そして、自分が中国語という外国語を勉強していて本当によかったな、人生が豊かになってるんだなと思った。黒田先生のご専門はロシア語などスラブ語?なのに、全ての外国語学習者の学習熱を上げてしまうなんて、本当にすごい方だと思う!