Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

映画『ザリガニの鳴くところ』

『ザリガニの鳴くところ』という映画を見た。不思議な映画だった。

https://www.sonypictures.jp/he/11155000

文学YouTuberベルさんの動画で本を紹介していて、映画のことにも少し触れてたなぁ、どんな話か忘れたけど...くらいの前情報で見たので、ミステリーだと知らなかったし、見終わってもミステリーだった感は...あると言えばあるかなぁくらい。

今まで見たことない感じの映画だったので、おもしろかったし、映像もきれいだったし、怖いというより切ない悲しさを感じるような映画だった。

かなり終わりの方まで、とにかく主人公の湿地の少女と呼ばれているカイアが、幸せになる結末であるといいなぁって思いながら見た。
最後に涙が引っ込むどんでん返しがあって、彼女は誰かが守ってあげないと、自分では何も変えることができない無力な存在なんかじゃなくて、辛い経験の中からたくましくいろんなことを学んで成長し、自分で選択する強い女性だったんだと気がついた。
その人間が本当はどんな人で、心の中がどうなってるのかって、いくら身近にいても結局は分からない。

それでもカイアは自ら選んで納得して生き抜いたから、いいのかな?
最後のテイトがあまりにかわいそうで、複雑。

ところでザリガニって本当に鳴くんだろうか?