Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

読書記録『日本人が知りたい台湾人の当たり前』

以前、この本を日本で買ってこようか迷っていると言ったら、台湾人の友人が貸してあげるから買ってこなくていいよと優しいことを言ってくれて、ありがたく借りた。

借りた本だから、あんまり長く借りていては申し訳ないし、しかも開いたら著者ご本人のサインと友人の名前もあったので、きっと著者がサイン会をしたときに買い求めたものだ。だったらなおさら早くちゃんと読んで返さなきゃと思った。

おかげで全ての章をメモしながら音読するというたいへん真面目なことをして、返すことができた。

普段だったら、こういう本は買ってしまったら安心して、パラパラ見るくらいになりがちなので、借りてよかった!

近年、こういう台湾華語と一緒に台湾の文化歴史社会について学べます、みたいな本が増えた気がする。私が注目して探しているから、いわゆるカラーバス効果というやつかもしれないけど。

以前は中国語といえば、中国大陸の普通話に関する本が圧倒的に多かった。台湾華語に関しては、発音がカタカナで書いてあるような超初心者向けのものが目立っていた。

今ももちろん普通話の本のほうがずっと多いだろうけど、こんなふうな読み物になっていて、台湾華語も学べる中上級者向けのものも増えてて、すごいと思うし、学んでる側からしたらとても嬉しい!

ただ一つ、もしかしたらこれは私の偏見なのかもしれないけど、どうしても音声が...。これは規範的なの?って思うくらいプロっぽくない。台湾華語の発音的な特徴は備えててもいいけど、聞いていて惚れ惚れするような美しい朗読の音声に、少なくとも私はまだ出会えていない。

それとも、このプロっぽくない読み方こそが、台湾では美しいとされる朗読で、私がまだ大陸の普通話の基準に引っ張られてるんだろうか?

本当に専門家の方にこのことについてお話をうかがってみたいと思う。