日本一時帰国の思い出3
友人に誘われて名古屋で「展覧会 岡本太郎」を見に行った。
岡本太郎、「ぶっ飛んだ怖いおじさん」というたいへん失礼なイメージしかなくて、その作品世界にもちょっとおどろおどろしい印象を持っていた。
でも、全然違いました。
作品の中の生き物がとてもおちゃめでかわいい。テーマ的に怖いものがあっても、どこか憎めない表情になっていたり、角度によってとても愛くるしかったり……。イメージ、変わった!これは私が年を取ってものの見方が変わったからなのか?それとも今までちゃんと作品を見てなかっただけなのか?
名古屋で友人と会って、この展示会に誘われた時は正直乗り気ではなかった。ただ、普段の自分なら行かないようなところに行って、見ないようなものを見たら、自分の気持ちはどう動かされるのかな?という興味があって、行くことを承諾しただけだった。
でも、行ってよかった、本当によかった。
岡本太郎の作品がパブリックアートとしてデパートや公共の場所や建物によく使われているのは、なぜだろう?って、実は思ってた。もちろんアートはみんなのものという彼自身の考えもあったんだろうけど、みんなから愛される作品だったからだったんだ!
すごく行きたがってた友人より真剣に見出して、最後は友人を待たせてしまうほどだった。
出口に設置してあった「座れない椅子」もよかったな。
可愛い!上は薔薇みたいだし、赤いのは虫っぽい!
グッズコーナーでいろいろ欲しくなったけど、我慢した。友人は最後まで、私にガチャポンをすると言って、断ったら結局自分用に2個買っていた。そんな友人も可愛い。
おしゃべりも尽きない名古屋の夜でした。久しぶりに名古屋に行って、いい思い出ができた。