元宵節
今年は昨日2/5が元宵節だった。
春節から数えて15日目が元宵節だ。日本でいう小正月と同じだけど、日本の場合は新暦1/1から数えるから、毎年固定の1/15になる。台湾は旧暦で祝うので、春節に合わせて元宵節も毎年変わる。
朝、夫がセブンイレブンで冷凍の湯圓を買ってきてくれた。中華圏の元宵節と言えば、この餡入り白玉のような湯圓を食べる風習がある。
餡も様々で、定番の黒ごま餡、台湾ではよく見るピーナッツクリーム餡、タロイモ餡、そして白玉の部分が抹茶で餡は小豆というのも見たことがある。
夫が買ってきてくれたのは、黒ごま餡と黄身餡。黒ごま餡は食べたことがあったので、黄身餡を茹でてみた。飲茶のお店で黄身餡のあんまんは時々食べるけど、湯圓は初めて。流沙(餡がトロっとしていて流れ出るタイプ)と書かれていた通り、ちゃんとトロッとしていて、黄身餡の微かなしょっぱみもあって美味しかった!
ちなみに写真の奥に写っているのは鳳梨釋迦という果物で、アテモヤという…といっても、この果物自体が日本ではあまり見かけないから名前を聞いてもピンとこないのが普通だと思う。たしか少し前にこのアテモヤか、この果物の元になっているバンレイシ(中国語では釋迦、アテモヤはそのバンレイシとチェリモヤを掛け合わせた果物)が、台湾から輸入されるようになったというニュースを見た気もするけれど。
湯圓は別に元宵節じゃなくても、普通にどこででも食べられる。それに元宵節に食べなかったからと言って、どうといったことはない。でも、食べられると、楽しいとまではいかないけど、少しよかったなぁという気持ちになる。行事をするってそういうことなのかな?なにか区切りをつけられた気分。
実は、昨日は歩いて行けるところにあるお店で、鹹湯圓(鹹はしょっぱいの意。肉餡で醤油系のスープに入っている湯圓)を食べる予定だったんだけど、たまたま日曜は休みだった。元宵節でお客が増えるから休みだけど開ける!というような前のめりなお店でもないと思ったし、雨も降っていたから行かなかった。だから、夫が買ってくるよと言ってくれて、嬉しかったな。
元宵節には湯圓を食べる以外にも、提灯を飾って、その下でなぞなぞを解く燈謎という風習もある。上の写真は廟の近くで飾られていたものだけど、なんか中華の赤い灯篭ではなくて、たいへん和風なものだった。