Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

光源台北2023

元宵節(旧暦の小正月)に餡入り団子を食べるという習慣があるという話を以前書いたが、元宵節のもう1つ大きなイベントといえば燈會dēng huì(ランタンフェスティバル)だ。

普通の燈籠dēng lóng(灯篭、提灯)も飾られるが、彩燈(cǎi dēng)と呼ばれる様々な造形と大きさの色とりどりの灯篭が飾られる。少しねぶたに似てるかもしれない。

台湾では毎年、各都市持ち回りで大きな燈會が開かれている。去年は高雄で開催されていた。今年の会場は台北ということで、だいぶ前から大々的に宣伝していた。

tw-light.taipei

会場の見学自体は朝からできるみたいだったが、夕方5時から点灯するということだので、せっかくだから日が暮れてから行ってみた。

f:id:ayu_In:20230219105841j:image
道すがら見えた101も(たぶん)ランタンフェスティバルに合わせてプロジェクションマッピングを映していた

私が思ってたよりずっと大規模で有名なイベントらしく、最寄り駅は下車規制をしてたし、会場へ向かう人がすごくたくさんいた。近づくと人がどんどん増えていく!

f:id:ayu_In:20230219114536j:image
まずはサブ会場の1つ松山文創園區へ

f:id:ayu_In:20230219114538j:image
いくつかあるオブジェの中でこれが一番好きかも...ランタン要素ゼロですが

f:id:ayu_In:20230219114753j:image
これはまだランタン要素が強い作品、ちゃんと中から照らされてるし、台湾に住む原住民(台湾での正式な呼び方)を表現しているらしいけど、ちょっと宗教画っぽいなぁ

この会場だけで終わるつもりが、流れに任せてメイン会場の国父記念館まで行ってしまった。あの衛兵の交代式で有名な場所です。

f:id:ayu_In:20230219115739j:image
メイン会場の一番のメイン!であろうでっかい兎のランタン!もうこれくらいになるとランタンとは?となる。表情が変わるけっこう可愛い兎ちゃん

f:id:ayu_In:20230219115718j:image
日本の各都道府県からもランタンが出品されていて、これはもうほぼ「ねぶた」?
f:id:ayu_In:20230219115721j:image
本当はこの龍の門がメイン会場のメインゲートだったのかな?反対側から入ったので、ここから出た。人があまりに多くて、龍の門をくぐることは叶わず、横をすり抜けるようになんとか脱出

こんなに大規模なら、そりゃあ人いっぱいだよね...。

最近の台北は人が本当に増えたなって思ってたけど、この日は台北の人の多さを実感した。みんなが移動し、町へ繰り出し、躊躇することなく様々なイベントに参加する、少しくらいのことが起きても、もう前のように自粛はしないんだろうな。最近、そんなあの頃に戻るんだという空気を感じる。