Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

日本からの友人たちと台北で

日本からの友人たちが来るのを楽しみにしていた時は、まだまだ先だなぁと思ってたのに、いざ来てしまうと2日間なんてあっという間に過ぎ去って、彼女たちが帰った後、何事もなかったかのような日常にすっかり飲み込まれていた。

滞在時間が短かかったので、定番な迪化街や永康街をメインに、市場を見学したり、布靴屋さんに足を伸ばしたりした。

案内しながら、私も台北のいろんな場所がだいたいわかるようになったんだなぁと思う。3年以上住んでいるんだから、当たり前なんだけどね。
それと同時にこういう光景は旅行者である彼女たちにはどう映ってるのかなと考える。
2人とも台湾には何回か来たことがあるから、見慣れてる所もあると思うけど、生活してる私とはきっと違う視点で見ているだろう。
彼女たちの感じてるだろう非日常を想像すると、私もちょっと新鮮な気持ちで見ることができて、おもしろかった。

このブログの最後にPCR検査を受けなくちゃいけなくなった顛末を書いてるんだけど、そのPCRの検査所の近くに濱江市場*1というすごく大きな市場があるので、見学。この広大な市場、久しぶりに来たけど、やっぱり楽しい!

迪化街、定番の漁師バッグって言うのかな?日本でどう呼ばれているのかイマイチ分からないこのバッグ、台湾語では茄芷袋、中国語では阿媽包と言ったりする
大量に買っていたので、来てよかった*2

迪化街から少し横町に入って、ローカルなお店*3で小豆、緑豆、黒米の西米露(小さなタピオカの入ったココナッツミルクのスイーツ)を食べた

刺繍入りの布靴、改めて見るとやっぱり可愛い!私も欲しくなっちゃった、今度一人でこっそり買いに来るかな*4

今回は、まず元々乗るはずだった飛行機がキャンセルになって、ほぼ10時間遅れで台北に着いたのが、かなり大きな予定変更だったんだよね。予定通りなら到着日の昼から台北を満喫して、次の日は高雄に日帰りするはずだった。これは私よりも彼女たちのほうが本当に残念だったろうなぁ。

そして、こちらのほうは私もかなり慌ててしまったことなんだけど、1人が搭乗直前にワクチン2回しか接種してないんだけどと連絡してきて……。

今日から廃止された措置だけど、彼女たちが来た時にはまだ日本入国には3回のワクチン接種証明或いは72時間以内のPCR検査の陰性証明の提出が義務付けられてたので、ワクチン2回だと必然的にPCR検査を受けるしかない。
そして、こんなにギリギリでワクチン2回しか受けてないと言われたら、そりゃあ慌てる!本人が一番慌てるだろうけど、私も慌てる!

2泊3日の滞在で、一日目は到着が夜だし、3日目は朝の便で帰る予定だったから、2日目にPCRを受けるしかなく、受けられる所を探さなきゃと焦った。休日だったので、より焦った。
そこからいろいろあって、私が代行で予約入れるのは結構大変だったんだけど、なんとか予約できて、この時ほど台湾のおおらかさに救われたと思った時はなかった。
普段、日本に比べていろんな面でいい加減なところも多い台湾のシステムに愚痴を言ってしまうことも多いけど、こちらの無理を聞いて、個人の事情に合わせて柔軟に友人のPCRの予約を取らせてくれて、本当にありがたかった!
これって中華民族の特徴なんだろうか?
中国にいた時も、ネゴシエーション次第でなんとか道が開かれることがよくあって、この融通が利く感じ日本には絶対ないなと思ったものだ。もちろん、こちらの駆け引き、がんばり、諦めない心も大切だ。でも、日本なら端から絶対に相手にされず終わると思うんだよね。
そして、こういうピンチの時には中国語が本当にスラスラ出てくるので、言語とは必要に迫られて話すものなんだなぁとつくづく思う。(よく小さな子どもが海外にいた時は現地の言葉をペラペラ話してたのに、帰国すると爆速で忘れてしまうあの例です)

ピンチがたくさんあればそれだけ中国語も上手くなるのかもしれない...と考えて、そんな博打みたいな人生はやっぱり嫌だと思い直す。

*1:濱江市場
https://maps.app.goo.gl/N7uVPD1UCriNurqNA?g_st=ic

*2:漁師バッグのお店、高建桶店
https://maps.app.goo.gl/28oFN4R3whoDqtK37?g_st=ic

*3:ローカルスイーツのお店、幸福甜品-茶米露
https://maps.app.goo.gl/pHiimnkkLYxv5zhv7?g_st=ic

*4:刺繍入り布靴のお店、鼎隆百貨
https://maps.app.goo.gl/CfxVLZy6TsRCGUR9A?g_st=ic