海外生活と友だち
日本人と台湾人数名でLINEグループを作って、美味しそうなブランチのできるカフェに月一度くらい集まって、ご飯食べておしゃべりするだけのブランチ会、私はこの会がとても好きだ。この集まりはなんだか居心地がいい。
この緩い繋がりと、みんなの立場がそれぞれ違って、普段はそんなに関わらないというのが、心地いいのかな?
以前は年齢や立場が同じような友だち、つまり50代くらいの駐妻のお友だちがほしくて、がんばったこともある。でも、良い関係って、誰かががんばったり、無理して維持するものじゃないんだよね。
やっとそれに気がついた。
だから無理して個人的なお付き合いまで持っていくのはやめた。もし今後仲良くなる人が出てくれば嬉しいし、もし出てこなくても、交流会や習い事でおしゃべりしたり、その後たまにご飯を食べに行くだけで十分かなと思ってる。
上海の時は同じ歳くらいの駐妻のお友だちが何人もできて、みんなでいろんなことできて楽しかったなぁ。と思ったけど、あの時は子どもも一緒だったから、子ども繋がりで出会いがたくさんあったし、子どもも含めていろんなことをしてたから、みんなでワイワイできたんだろうな。
そういうのが煩わしく思う人もいると思う。実際、私も一人の時間が全然ないなぁとか思ったこともある。でも、私が知り合った人たちはみんな素敵で、楽しい人ばかりだったから、何か嫌な思いをしたことはない。
当時はまだ今ほどキラキラもしてなかった上海で、少しでも楽しく生活しようとしてたし、何より中国への偏見とかがなくて、ローカルなことも率先して体験したいという人ばかりで、大学から中国語を学んで留学もしてた私は本当に嬉しかった!一緒に楽しめるのも嬉しかったし、私が知ってることや中国語ができることをありがたがってもらえるのも、本当に嬉しかった。
人間にとって誰かの役に立つって本当に重要なことなんだなぁ。
台湾に来てからは「君子の交わりは淡きこと水の如し」だ。
会えばおしゃべりするし、何かで連絡したりももちろんするけど、どちらかの家でずーっとおしゃべりして、その後、結局夜ごはんも一緒に食べて、いろんな深い話をして飲み明かすみたいな濃厚な?お付き合いはない。
あんなお付き合いは、あの時だけの特別なものなんだろうなぁ。どんなことにも時期みたいなものがあって、その時は当たり前のように感じても、その時期を過ぎてしまえば、その日々はもう二度と戻ってこない。
寂しいなと思ったりもする。
でも、君子にはなれてないけど、内省する時間は増えて、自分のことをもっと知って、これからの人生少しでも生きやすく、「おひとり」でも楽しめるようになりたいと思うようになった。
なんてことをつらつら、ここまで書いた後、体調を崩してしばらくほったらかしてしまったら、何が書きたかったのかよくわからなくなってしまった。
でもせっかく1000文字以上も書いたから、とりあえずボツにはしないで公開してしまうという貧乏性です。
いえ、何事も、たとえ満足のいく出来ではなくても、完成させないと進歩はないという教えを最近得たので、こちらもその実践ということにしておきましょう。