Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

中国語発音指導士会祭の感想

Zoomで行われた「中国語発音指導士会祭」というイベントに参加しました。

chugokugohatsuon.hp.peraichi.com

6人の中国語発音指導士の方が登壇して、中国語について、ご自身の体験から普段の指導内容の紹介、勉強法など様々なお話をしてくれました。動画や実践練習なども途中にあって、とても勉強になりました。何よりこういうお話を伺うと、モチベーションが上がりますよね!

皆さん、発音指導士の資格があるというだけあって、中国語の発音に対してのこだわりがすごかったです。でもそれは何が何でも正しい発音だけが正義!絶対正しい発音になりましょう!みたいなこだわりではありませんでした。ご自身が中国語の発音が大好きなんだろうなというこだわりに感じました。

私はよく中国語の発音をストライクゾーンで考えることがあります。ど真ん中にバシッと決まったCCTVのアナウンサーさんのような発音は、聞いていて本当にかっこいいし、きれいだし、憧れます。私にとってのストライクゾーンど真ん中でした!でも、本当の野球と違って、何を以てど真ん中とするかは人それぞれでいいと思うんですよね。少し訛りがあるけど温かみのある俳優さんのようなしゃべり方とか、中国大陸とはまた違った規範を持つ台湾華語とか、北京訛りの入った相声(中国の漫才)のようなしゃべり方とか...。たぶん中国語を勉強して少し経つと、こんなネイティブみたいにしゃべってみたいという気持ちが出てくると思います。変化してくる時もあると思います。私も最近は台湾華語のしゃべり方に憧れを持つようになりました。

ど真ん中が違うように、中国語のストライクゾーンは実はすごく広いと思います。そこに少しでも入っていれば、そんなにストレスなくネイティブに聞き取ってもらえるはずです。もうあの中国語学習者が一番怖いネイティブの「あー?」を聞かなくて済むはずです。だから、最初からど真ん中を狙って、それ以外はダメだってならずに、もう低めでも高めでも、とにかく先ずストライクゾーンに入ることを目指すことが大切だと思うんですよね。

ここまでストライクで熱弁してしまいましたが、私は野球には全く興味がありません😅

話を感想に戻します。

伝わることの許容範囲について考えてみた話とか、ピンインや声調を正しく言えることの先にある感情の話とか、中国語を使って人生の楽しみを広げる話とか…

主催者である井田綾先生が、中国語を勉強している人が、発音に自信がないために中国語の勉強を挫折しないようにしたいとおっしゃってた通り、発音の勉強楽しそうだな、もっとしたいなと思える内容でした!

私も発音の勉強好きとか言いながら、全然こまめにやってなかったから、これを機に少し次の段階に行けるようにがんばろう。

ちなみに最後になりますが、中国語発音指導士とは井田先生が作られた資格で、これからも指導士を増やすべく講座を開講されています。私も受けてみたいんですが、まだ自信と時間と費用がついていかない...お金貯めて来年受けたいなぁ。

井田綾先生の「りんず中国語ラボ」のHP