Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

清明節おひとりチャレンジ⑤そしてまとめ

今日はもうカフェで作業して過ごそうかなぁ、なんて思いながら朝ごはんを食べてた。

急に「あ、国立博物館に行こう!」と思った。

家から意外と近いのに、行ったことなかったし、実は無料になる券を持っていた。
この券、以前に別の場所で系列の博物館の門番さんにいろいろ尋ねた時、いただいたものだ。こちらがいろいろ聞いたあげく、なぜか無料になる券をもらってしまったのだ。

台灣國立博物館の本館は二二八和平記念公園にある

チケット売り場で、恐る恐る無料券を差し出したら、当然のように入館券に交換してくれた。よかった。

本館は日本統治時代の1908年に建てられていて、3階建てでそんなに大きくないけど、建物自体もとてもすてき

常設展も特別展もなかなか見ごたえがあった!
自分で入館料を払っても30元(130円くらい)なので、この値段でこれだけ見られるのはすごくお得だと思う!

すごく歴史的に価値のあるものを見られるというより、台湾の歴史、文化、動植物に詳しくなれる博物館という感じかな。

中華らしい虎(黄虎という旗のレプリカ)

日本統治下の明治時代に纏足を止めさせたということは、台湾では中国大陸より早く纏足をやらなくなったのかなぁ?

皇太子だった昭和天皇が台湾を訪れた際の食事に使われた銀器、右は一人で7割くらい食べたということで、きっと昭和天皇が一番好きだっただろう推測された八寶飯(もち米にドライフルーツやナッツ、小豆などを飾って蒸しあげたスイーツ、私も好き)

この展示のしかた、おしゃれ

でも一番気になったのは、廊下にさりげなく展示してあった毬藻で、水槽の中でたゆたってたんだけど、これは本物なんだろうか?
流れがないように見えたけど、水流があって毬藻を転がしてるのかな?

これが本物ならこんなに大きな毬藻、初めて見たかも!

この国立博物館の初代館長が毬藻の発見者だといのも知らなかったけど、横の水槽の毬藻のほうが気になった


博物館を出て、公園を少し散歩した。博物館本館がある二二八和平記念公園は通り抜けたことは何度かあるけど、ちゃんと歩くのは初めて。
なにか特徴的な公園じゃないけど、ここは台北駅からも歩ける距離だから、こんなところに大きな公園があるっていいよね。

背の高いヤシの木?が南国っぽい

見たこともない白い花をいっぱい付けた木があったので、グーグルレンズに聞いてみようと写真を撮っていたら、知らない同じ年くらいのおじさんに話しかけられた。
おじさんは私を台湾人と思ってくれたみたいで、花のウンチクをいっぱい教えてくれたんだけど、話が難しくてわからなくなったので、日本人なので言ってることがよくわからないと伝えると、マシンガントークが更に止まらなく…
中国語のしゃべれる日本人に興奮してくれて何よりです。ぜひ、しばらくは話の種にして楽しんでもらいたいものだ。

この不思議な花を付けた木は、中国語名「流蘇」、日本語はヒトツバタゴというらしい…ふーん、聞いたこともないと思ったけど、別名なんじゃもんじゃとあって、ちょっとテンションが上がる!ただなんじゃもんじゃと言われる植物は複数あるらしい

おじさんとたっぷりおしゃべりして、中国語の練習にもなったので、帰りに上島珈琲でサンドイッチを食べて、ゆっくり本を読んで帰った。

このスモークサーモンとクリチのサンド、美味しくて大好きなんです

なにげに今日が一番充実感を感じたかも?
充実感って、どこか遠い所や珍しい場所に行くことじゃないのかもなぁ。

この5日間のおひとりチャレンジ、とくにまとめといったまとめはないけど、こんなに長く一人きりで過ごしたのは初めてだから、いい経験になったかなぁ。なってるといいなぁ。
一人で自分とずっと向き合った5日間だったから。

私はいろいろ自分の気持ちを感じるのが苦手だし、それをアウトプットするのも苦手だから、すぐにはいい言葉にならないけど、こういう経験も積み重なって、思ってることを言葉にしていけるといいなと思った。
こんな感想、ちょっとおかしいかしら?

奥が3枚も!いただいた無料券、手前が入館券。国立博物館は本館以外に古生物館と南門分館もあるので、また使わせていただきます!古生物館は、同日なら本館のチケットで入れたんだけどね。