MRTに乗って朝市へ
MRTブルーラインで新北市へ
新北は台北をぐるっと取り囲んでいる大きな市だ。新北市で一番大きな板橋という駅にはMRTと台鐵と高鐵が集まっている。とても便利なので、台北のベッドタウンとして人気のエリアで、駅前はすごく発展している。台北駅前にも劣らない大都会感があるんだけど、少し行くとすごくいい感じにローカル感が出てくる。
少し前に教えてもらった朝ごはん屋さんに行ってみたかったので、調べたら、板橋より隣の府中駅で降りたほうが近いことがわかったので、ブルーラインで府中まで行く。
「板橋(いたばし)」とか「府中(ふちゅう)」とか、台湾には時々、こんなふうに普通に日本語読みできる地名があるんだけど、日本の統治時代と関係があるのかはそれぞれだ。関係があるものもある。この2つは調べてみたけど、よくわからなかった。
朝市の中の朝ごはん屋さん
府中駅から歩いて10分くらいのところにお目当ての朝ごはん屋さんはあった。
周りは大きな朝市になっていて、私たちが行ったのは11時頃でもうそんなに早くなかったけど、まだまだ賑わっていた。
林家花園(林本源園邸)
それからしばらく市場や通りを散策していたら、近くに林家花園という昔のお金持ちの邸宅があったので、見学していくことに。
なかなか見ごたえのある素敵な邸宅(今公開中なのは主に庭園)だった。
お庭に池があって、池の周りに回廊が巡らされてて、途中に東屋のある造りが江南様式のお庭を思わせる造りだなぁ、やっぱり南のほうの様式なんだろうかと思ったり……まったく詳しくないので、感覚だけど。
でも岩でできた築山のようなものがあったり、たくさんの塀で区切られていてその塀に飾り窓が付いているのとか、上海の豫園や蘇州園林を思わせる気がした。
ただなんとなく台湾のほうが少し大雑把で全体にこじんまりしてると思ってしまうんだよね。
中国のあの長い歴史の中であまたの職人の技術によってできあがったものって本当に圧倒される。
とても蒸し暑い日だったので、歩いて歩いてかなり疲れたけど、なにか自分の好きなものを改めて確認できたので満足のいく近郊旅だった。
最近この地図を埋め込むというやり方を身に着けたので、ちょっと嬉しくてとにかくなんでも埋め込こもうとする私です。