Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

目送即将离去的秋天 去りゆく秋を見送る

DeepL(ディープエル)というAI翻訳アプリがあります。私は間違えてずーっと「ディープル」と言っていました。聞いた人全ての記憶を消したいくらいには恥ずかしい気持ちです。

わりと精度も高く、言い回しなども熟れた翻訳をしてくれるので、よく使います。私が使うのは主に日中、中日です。自分の考えた翻訳文をDeepL翻訳と比べたり、和訳した文をもう一度DeepLで中国語に戻して違いを見たりします。

これだけで訳を決めてしまうことはほぼないです。なぜなら、たまにとんでもない間違いをするからです。決まった誤訳もあって、「弟」のことをなぜかいつも「兄」と翻訳してくれます。

なので、一見正しそうでももう一度辞書やネットで調べ直します。そういう意味では多角的に何度も考え直す練習になっているかもしれません。

さて、先日、私の大好きなYouTube番組「ゆる言語学ラジオ」https://youtube.com/@yurugengoで、このDeepLがどこまで意図的にしてるか分からなくて怖い、という話が出ていました。

英語の頭文字が大文字かどうか、ピリオドが付くかどうかの違いで、訳語が変わるという話でした。英語の方は忘れましたが、日本語が一つは全部ひらがなで「くちではおおさかのしろもたつ」(口では大阪の城も建つ)、もう一つは「言うは易く行うは難し」になるそうです。

私もさっそく日中でやってみました。

「くちではおおさかのしろもたつ」→「用嘴建造大阪城」(そのまま!)

「口では大阪の城も建つ」→「说话容易」(んー、まぁ、そうね…)

「言うは易く行うは難し」→「说起来容易做起来难」(一番よく聞く言い方)

ところで表題の「目送即将离去的秋天」はなにかというと、私が参加している日曜朝活というオンラインの緩い中国語活動で、ある参加者の方が書いた中国語の文にあった「 目送即将~」という表現を、よく言いますよとネイティブが言っていたので、検索してみたら出てきた言葉です。

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なかなか詩的な日本語に訳すんだなぁ。もう秋は「去りゆく」どころかとっくに去っちゃったけど。

今日の台北は、またオイルヒーター付けずにはいられない寒さでした…なのに、薄手のセーター一枚で出かけてしまった、私。