Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

お節を食べながら

あけましておめでとうございます!

新暦のお正月はあまり重視されてない台湾だけど、昨日と今日はこの言葉が飛び交っている。

f:id:ayu_In:20230102182124j:image贅沢すぎて恐ろしいお節

とは言っても、台湾のお正月休みは今日まで、明日が仕事始めだ。春節(旧正月)がメインだからしかたない。今年の春節新暦1月22日、2月に入ってからになる年が多いので、1月中に迎えるのは早いほうだ。

台北の年越しといえば、101の花火が有名だが、あいにく雨模様でかなり霞んでいたみたい。そういえば一昨年の年末も小雨が降ってた。

台北に来て、初めて知ったんだけど、島の北東地域は冬場本当になかなか晴れない。いつも湿気が高くて、曇りか雨でどんより薄ら寒い。南国感はゼロ。だから、南国台湾を味わいたい人は高雄や台南など南の地域に行ったほうがいいと思う。

どなたかが、台中に出るだけ(台北から高鐵という台湾の新幹線で約1時間)で天気が全然違うと言っていた。台中は晴れが多いらしい。

それでも年が明けたら暖かくなってきたし、雨も降ったり止んだりだったので、西門町の少し南にある西本願寺廣場に行ってきた。

https://maps.app.goo.gl/DhhoVmXDovZ9LYRT8?g_st=ic

ここは日本統治時代に建てられたお寺で、本堂は焼失してしまっている。今は修復された(建て直された?)鐘楼、会館、輪番所が残されていて、見学できる。

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f:id:ayu_In:20230102184141j:image和洋折衷で建てられた樹心會館

番所は今は八拾捌輪番所という名前で茶館になっていて、お茶とお菓子のセットや簡単な食事を食べながら見学できる。

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入った時、ここで食べられますか?それとも見学だけ?と聞かれたから、見学だけでも大丈夫だと思う。私たちはせっかくなのでお茶のセットをいただいた。

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畳の部屋の感じとか、縁側やお庭など、当時の建物を修復(再建だったかも?)しているんだから、当たり前だけど、日本と何も変わらないなぁと思ってしまう。

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台湾にはこんなふうに日本統治時代の建物を修復したり再建したりして、見学できたり、お店になってる場所が本当に多い。台湾の人の日本に対する解像度が高いのは、こういう建物をよく見る機会が多いからなんだろうか。

中国に住んでいた時、日式の料理屋に入ると、たしかに日本っぽさはあるんだけど、どこかが違って、やっぱり外国の要素を感じた。でも、台湾では、えっ私今日本にいるのかな?って思うような鰻屋さんだったり、居酒屋さんだったりがある。お金をかけておしゃれで高級にしたわけでもない場所が、ただ日本に普通にある佇まいを見せている。

そういう場所に行くと、台湾の人の日本との関係の深さも、滲み出る雰囲気を作る要素としてあるんじゃないかなぁと思う。

上手く言語化できてない...。でも、台湾に暮らしてて、ふと感じるこんなことを、これからもっとちゃんと言語化していけたらいいな。

頭の中のごちゃごちゃや気持ちや、暮らしたり旅行したりして感じたことを言語化していきたい…と急に新年の抱負のような思いつき。これを2023年の目標にしようかな。

 

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと