Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

迪化街で春節を感じてきた

春節(chūn jié:旧正月)まであと2週間。台北の街もすっかり春節ムードになってきた。

なんとなくその賑わいを感じたくなって迪化街に行ってきた。f:id:ayu_In:20230108171340j:image

昔ながらの乾物、漢方薬、食品、雑貨などのお店が軒を連ねる迪化街は、毎年春節前になると、各お店だけでなく、屋台も出て年貨(nián huò:正月用品)を売り始める。行ってみたら、この日は春節前の補班日(bǔ bān rì:春節休み前の振替出勤日)にも関わらず、人でいっぱいだった。

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f:id:ayu_In:20230108165811j:image<この写真は𩵚魠魚(tǔ tuō yú:サワラ)の餡掛けスープのお店に並ぶ列>

布市場の入っているビルの1階に油飯(yóu fàn:台湾風おこわ)と鶏もものお弁当が有名な林合發油飯店(https://maps.app.goo.gl/ECvJGB5jK3Q1dr4b8?g_st=ic)というお店があるのだが、外までかなり長い行列になっていた。ここの油飯と鶏モモは本当に美味しかったから、私もまた買って食べたいなあ。

その行列と交差するように反対側に向かっても列ができていて、よく見たら新しくできた食パンのお店だった!台湾でもここ数年はずっと日本の生食パンのような食パンが大人気だ。

春節時期は日本に帰る予定だし、もしこちらで過ごすにしても何も用意はしないから、特に買うものもない私は、ただ売る方も買う方もめちゃめちゃ活気づいてる様子を見て、なんとなく自分も華やいだ気分になった。こういうのも湊熱鬧(còu rè nào)というんだろうか。日本語にすると「賑やかす」かなぁ。自分もそこに仲間入りしてそのにぎやかな雰囲気をいっそう盛り上げるような意味…上手い日本語が見つからない。

帰り道、少し前までクリスマスカラーだった季節の物を売るお店(こういうお店って日本にもあるのかなぁ?ハロウィン、クリスマスなどのシーズン毎に関連する様々なグッズを専門に売るお店)も春節の赤一色になっていた。

やっぱり赤が一番華やかに感じる。クリスマスやお正月とは違って、台湾の人にとってもこれこそ自分たちの節句なんだから、気合みたいなものが違って、その雰囲気が私にも伝わってくるのかもしれない。

とにかく街が一番活気づき、みんなが浮足だって、仕事が全然手につかなくなって、早く春節を迎えたいなぁという雰囲気に満ち溢れていく。どんなイベントも迎える前が一番ドキドキして楽しいよね。

f:id:ayu_In:20230108170645j:imagef:id:ayu_In:20230108170649j:imagef:id:ayu_In:20230108170656j:imagef:id:ayu_In:20230108170703j:image<下着も真っ赤!赤い下着は縁起がいい、特に年男年女は新年から赤い下着を付ける風習がある>