Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

吉古拉のあじ@基隆

1泊2日で基隆に行ってきた。

基隆は、台北から台湾鉄道で約40分、バスなら1時間ほど東に行った港町だ。

日本の統治時代に基隆港は台湾の玄関だったので、港が基隆駅のすぐ前にある。というか、港のすぐ前に鉄道が敷いてある。

駅から港沿いに市バスで20分くらい東に行くと、和平島という大きな島がある。地図で見るとたしかに島だけど、大きくて本島に隣接してるので、大きめな川に架かった橋を渡ったらもう和平島だった!みたいな感覚。

この島は歴史的には悲惨な場所で、だからせめてこれからは平和にということで和平島に改名されたんだけど、今はとても自然が豊かで、海水もきれいで、景色の美しい場所として人気だ。

和平島に渡る橋の途中から昔の造船所の遺構が見える

和平島公園内には海水浴場もあって水がとてもきれい!

この辺りはこういう奇岩が多くみられる

橋を渡る手前に、どうしてこうしたのかは分からないけど、きれいな色に塗り分けられた建物が、漁港に向かって建っている。

いつからこうなんだろう?数軒だけだし、インスタ映えの時代になってから、誰かが提案したんだろうか?

事情はよく分からないけど、写真に撮ってみると、たしかに肉眼で見るよりずっときれい!!

実物より写真に写した方がきれいって、正真正銘のインスタスポットだなぁ

この小さな漁港の中に吉古拉というのぼりを立てたお店があって、焼き立てのちくわのような吉古拉を売っている。

ちくわより細長い感じ?そして隅まで焼かれていている

そう吉古拉の発音は「ちぃくぅらー」、つまり「ちくわ」。

日本のちくわを真似たというより、日本統治時代に日本が伝えた作り方が今に伝えられているということらしい。
吉古拉は味も食べた感じも焼き立てのちくわみたいで、ただたぶん厚みがちくわほどないからか、少しだけ歯ごたえが頼りない感じ。とても美味しかった!

この後、基隆駅行きのバスを待つも、バスが近づいて来てるのに気が付かなくて、アピールが遅くなり、猛スピードでバスに素通りされてしまうという台湾あるあるを、また経験してしまったのだった。二度と経験したくないと思っていたのに。
バス停で立っているだけでは足りない、バスが近づいたら思いっきり手を挙げて止まって〜とアピールを忘れずに!とすべての台湾でバスに乗る方には忠告したい。