Ayu in Taiwan

台湾で生活しながら、日々の暮らし、旅行、そして中国語や心のことなど綴ってます。

読書記録『セルフ・コンパッション 幸せになる力』

Amazon.co.jp: セルフ・コンパッション 自分を幸せにする力

eBook : はらだあゆみ: 本

前回読んだセルフ・コンパッションの入門編のようなお話仕立ての「もし自己肯定感の低い僕が『セルフ・コンパッションを教えてもらったら」という本が、とても分かりやすく、そして意外にも内容が深かったので、さらにセルフコンパッションのことが知りたくなって、読んでみた。

その本を読んだ時の記事はこちら
気がつけばもう... - Ayu in Taiwan

今回の本でもまだ簡略しているものだと思う。でも、前回の本よりはもう少し細かい解説があって、理解が深まった気がする。

こういう本は読みながら自分も実践していかないと意味がないと思うので、最近、毎日ではないけど、マインドフルネス瞑想をするようにしている。上手くできてるかは分からないけど、瞑想の意味が少しわかってきた(ような気がする)。

メモしながら読んでたら、どこもかしこも大切に思えて、これも覚えとかなきゃ、これも重要だと思わず全部書き写しそうになったので、なるほどなと思った部分の一つをここに引用しておく。

感情というのは、生理的反応です。その生理的反応を、思考が判断することで、はじめて感情として認識できるのです。そのため、体に対する気づきが増すと、いままで見過ごしていたちょっとした生理的反応にも気づくようになります。このちょっとした体の変化に気づくことは、自分の思考や感情と脱同一化するためにもかかすことができません。

 

私は今まで自分を大切にしている、自分に寄り添ってる、なんだったら自分を甘やかしているほうだと思ってた。でも、違った。それはただの自分の悲しいとか辛いとかいう負の感情と過剰に同一化していただけだった。そのためその感情が自分の全てだと思い、その感情から離れないことを自分に寄り添ってると勘違いしていた。もっと俯瞰で見ないといけなかったのだ。自分のことも他者と同じように俯瞰して見ることで、初めて他人に寄せるような公平な優しさを持つことができる。
この本を読んでの気づきも、もちろん毎頁にあった。でも今すぐ思いつくことを一つ書くとこんな感じかな。
まだ俯瞰で見て、自分へも公平な優しさを持てるという段階までは全然いってないけど、これに気がつけたことは大きいと思っている。

セルフ・コンパッションについて、本の内容をちゃんとかみ砕いて、自分の言葉で説明できるようになりたいと思った。次はいよいよセルフコンパッションの実証研究の先駆者クリスティンネフさんの本を読んでみようかな。新訳になって良くなったと書いてあったし。